翌朝のための牛乳や卵が切れていたので、夜の公園を抜けて買い物に出かけた。階段をのぼった先のゆるやかなスロープの脇の闇のなかに、遠くの街灯に照らされたあじさいが暗く浮かんでいた。枯れている部分とそうでない部分がまざったあじさいの丸みに片手で…
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